今さら聞けない…CBDが注目される4つのワケと今後の課題

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ミライ

どうも、ミライです。

前回の記事とかで、CBDがスゴそうなのはわかったけど、
流行りだしたきっかけとかってあるの?

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イケ女

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ミライ

わかりました。
それでは、なぜこんなにも注目されるようになったのか、
背景をみていきましょう。

株価急上昇中のCBD、そのワケとは?

海外を中心に株価急上昇中のCBD。

最近は日本においても、国内産のCBD製品を取り扱い出したショップや
都内ではカフェがオープンしたりと、
気軽にCBDを手に入れられる、体験できる機会が増えてきましたね。

注目している私としてもこのような変化は非常に嬉しいことですが、
一体なぜ、最近になって注目されはじめたのでしょうか。

いくつかの要因が考えられるので、順にみていきましょう。

FDA承認の医薬品が誕生

アメリカでは2018年6月、
CBDを有効成分とした医薬品「エピディオレックス(Epidiolex)」が

てんかん薬として、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Association : FDA)に
よって
承認され、注目されました。

(てんかん:発作を繰り返し起こす脳の病気)

要するに、国がCBDを認めた、と言っても過言ではないわけです。
これにより、アメリカの医療分野での大麻研究が広がる可能性が出てきました。

個人的には、これが最大の要因ではないかと考えています。

WHOも安全性を認めている

FDAがエピディオレックスを承認する
半年ほど前の2017年12月に
WHO(世界保健機関)はCBD成分の安全性を認めています。

下記は報告書の一部抜粋になります。

・CBDには一般大衆への健康リスク、
および乱用の危険性なし
・複数の医療用途がある
・天然由来のCBDはヒト(および動物)に
おいて安全性・耐容性が高く、
公衆衛生上の悪影響を伴わない
・アルツハイマー病、癌、精神病、パーキンソン病、その他の重大な病状に対する
有効な治療である

最初は「あのWHOが認めたのか!!」
ってなったのですが、新型コロナウィルスの一件があったからか、
今考えると「う〜ん、、、」って感じもしますが(苦笑)

世界アンチドーピング機構も公認

あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、
世界アンチドーピング機構(WADA)という団体があります。
具体的には、スポーツにはフェアプレイの精神を軸とし、
参加する人々が正々堂々と戦うことのために、かつ
「人体に悪影響を与える可能性のある薬物等を禁止する」活動をおこなっています。

そのWADAが、2017年9月にCBDを禁止薬物リストから除外しています。
CBDは運動能力を向上させるものとは考えられていないわけですね。

一方、2019年4月、マスターズで43歳のタイガー・ウッズが復活優勝を果たしましたが、
プレイの最中終始噛んでいたガムにCBDが含まれていたのでは?
と一部報道がありました。

ただ、仮にCBDが含まれていたとしても上記のように禁止薬物リストから
除外されているので違反ではありません。
運動能力向上作用はないとのことですが、リラックス効果はありそうですよね。

アノ、世界的飲料メーカーがCBDにアツい眼差し!!

世界的な大手飲料メーカーのコカ・コーラ社が2018年9月、
CBD入りの飲料水を検討しているとコメントしています。

カナダの麻メーカー「オーロラ・カンナビス」社と飲料開発について協議しているようで、
「CBD成分を、機能性健康飲料の材料として注目している」など言われています。

コカ・コーラ社以外にも、ギネスビールの製造会社がCBCを含む商品の開発を検討中、
コロナビールの製造会社は大麻メーカーへ約4250億円の追加出資、
ハイネケン傘下のラグニタスは、
精神活性作用のある成分THCを含む商品を既に
カリフォルニア州の大麻薬局で販売しています。

飲料水は当然口に入れるものなので、
かなりのハイリスクのはず。

そこへ、満を持して大手メーカーが参入するということから、
CBDのポテンシャルは相当高いと見受けられますね。

これらのことから、
今後もCBD成分の入った製品は
ますます増えてくると推測されます。

ただ、追い風ばかりではない、、


CBD絶好調じゃん!のびしろしかない!!

と、思われるのも無理ないのですが、
そこまで甘くないのが世の中というものです(笑)

他の記事でも書いていますが、
CBDはまだまだ未知数でエビデンスが少ないという点が
デメリットとしてあります。

FDAから「食品への使用は違法」

そこを突いてきたのがFDA。
食品におけるCBDの安全性を裏付けるエビデンスが不十分とし、
「CBDはGRAS(食品添加物に与えられる安全基準)として結論を出せない」との声明を出した。

つまり、
事実上の”食品への使用禁止勧告”ですね。

FDAの声明なので、法的な拘束力はないようですが、
少なくとも市場への影響はありそうです。

産業用大麻の生産規制

米農務省が産業用麻の生産者や州の農務省に課している規制が厳しいようです。
下記がその主な内容です。

・生産場所
・収穫日以前かつ15日以内に麻薬取締局(DEA)に登録された施設での
THC濃度に関するサンプリング試験の手続き
・基準(0.3%以下のTHC濃度)に適合しない産業用大麻の廃棄手続き
・法令順守のための措置手続き

特に、THC濃度に関して麻のロット毎に
5サンプルの提出を求められる点が
かなりの負担のようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CBD市場は拡大するとの予想が大半ですが、
一方で国によってはまだまだ課題が残されています。

とはいえ、なにをはじめるにも最初は障害がつきもの。
仕事だって、プライベートだってそうですよね。

それだけ、CBDにはポテンシャルがあると思われているんだ、
ともとれるわけですので、
今手にできるCBD製品を色々使いながら、動向を見守っていこうと思います。

<参考>
https://newsphere.jp/national/20200201-1/
https://www.bci.co.jp/nichiryu/feature/1325
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/11/2fd8b88e06b043f6.html

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