紫外線吸収剤の通説、ホンマでっか!? 〜過去事例から考察してみた 〜

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ミライ

どうも、ミライです。
今回は紫外線吸収剤に関する忘備録です。ざっくり書きなぐっただけなので、今回はイケ女さんの出番もありません。

ジー、、、、、、

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イケ女

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ミライ

なんだろ?誰かに見られているような。。。ファンの子かしら?

とりあえず、今回の内容はちょっとマニアックなので、小難しい話はちょっと…という方はスクロールして、最後の方だけ見て頂ければ十分です。僕からのメッセージが書いてあります。

※メモのため、文調もテキトーですので、
ご了承くださいませ。

今回、紫外線吸収剤について
調べてみようと思って発端はコレ↓

正直なところ、
紫外線吸収剤はほぼ扱ったことがない(前職の企業ポリシーにより)ため、
ざっと歴史も含め調査してみた。

これから出てくる用語の説明↓

まずは、ちょっとした
紫外線吸収剤の紹介から。

今から半世紀以上も前に使われていた、
パラアミノ安息香酸(PABA)の光感作性が発覚。

光感作性という言葉から、
パラアミノ安息香酸(PABA)は光アレルギー物質であると、
予測される。

また、オキシベンゾン-3(ベンゾフェノン系)も
光接触皮膚炎の原因として有名。
明確な表現は見当たらないが論文から推測するに、
PABA同様、光アレルギー物質であると考えられる。

この”光アレルギー性物質”というものは名前の通り、
光アレルギー性反応を起こすわけだが、
この物質が抗原性(アレルゲン)を示すためには、
紫外線による構造変化およびたんぱくとの結合が必要となる。

そのため、光毒性反応も同時に引き起こす。

ただし、その逆、光毒性物質が光アレルギー性反応を引き起こすか、
といわれるとそうとは限らない。

ここで、光毒性と光アレルギー性反応について、
もう少し詳しく記載する。

✔︎ 光毒性反応

物質塗布→紫外線吸収→励起・光化学反応→
活性酸素種(一重項酸素、スーパーオキシドアニオン)
→細胞障害→サンバーン様皮膚炎(赤くなる)

✔︎ 光アレルギー性反応

物質塗布→紫外線吸収→物質がたんぱくと結合→
ランゲルハンス細胞がキャッチ→T細胞へ抗原提示→
物質塗布→紫外線吸収→アレルギー性反応
(ただし、ここ最近の研究によりランゲルハンス細胞は上記反応において
必須ではない、との報告も。)

これらを踏まえた上で、
再度紫外線吸収剤が嫌われる理由を考察してみる。

よく言われるのが、↓の説。

熱エネルギー云々の表現は、
光毒性反応を指しているように思える。
前述だが、光アレルギー物質はアレルギー反応のみならず、
毒性反応も引き起こす。

1970年頃にPABAによる皮膚刺激の騒ぎ。
1973年にランゲルハンス細胞は樹状細胞であると位置付けられる。

アレルギー反応という概念はありつつも、
それに関与しているランゲルハンス細胞が神経細胞の類と勘違いされていた。

このことからもわかるように、
免疫に関わるメカニズムはとっても複雑。
ゆえに、紫外線吸収剤による肌へのダメージメカニズムも
詳細は不明だった
のかなと感じる。

ランゲルハンス細胞のくだりについては↓

そこで、

紫外線吸収剤の光化学反応や熱エネルギー放出により、
皮膚へダメージを与える、


とした方が説明しやすいため、
そういうことにしたと推測。

艶子さんと同じアンサーに行き着いた、
というわけ。

光化学反応によりROSが発生するので、
ダメージ云々は嘘ではない。

が、熱エネルギーによるダメージ等の
詳細なデータ・論文は発見できていない。

熱エネルギーというくらいだから、
熱を感じそうなものだが、
温度感受性受容体(TRPチャネル)を介さずに、
ダメージを与えてる可能性もあるのではないか。
(知らんけども。)


と、のらりくらりと考察してきたわけだが、
間違いなく言えることは、
昔に比べ、技術は間違いなく進歩している。

紫外線吸収剤を開発する技術、
それらの安全性を評価する技術もだ。

とはいえ、
人によっては紫外線吸収剤が原因で
アレルギー反応などを起こす場合がある。

逆を言えば、起こさない人もいる。

そのような方は、紫外線吸収剤配合製品だろうが使えば良いし、
気にするなら使わなければ良い。

✅やめる勇気

✅割り切る勇気

これらも、もれなく美容法である。

サンスクリーンを使用する最大の目的は、
「紫外線から肌を守ること」


これを忘れてはならない。

おしまい
<参考文献>
・紫外線防御スキンケア化粧品の開発
・なぜ紫外線吸収剤が必要なのか? 一太陽紫外線の皮膚に与える影響一
・最近の化粧品用途紫外線吸収剤
・光アレルギー(川田 暁)
・紫外・赤外線の皮膚に対する作用効果と安全性(中山 靖久)
・光アレルギーの発症機序と対策(戸倉 新樹)
・光毒性の再生医療への道(今井 弘一)

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