化粧水つけるなら、手orコットン どっちが効果的??

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ミライ

どうも、ミライです。

今回は化粧水をコットンでつける意味があるのか?ご紹介します。

コットンって意味あるの?手でつければよくない??

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イケ女

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ミライ

結論から申し上げると、意味が無いわけではありません。
ただ、イケ女さんのように感じている方も多いと思います。
なので、実際のところどうなのか?データを示しつつ、僕の考察を交えながら解説してまいります。
コットンを見る目が変わるかもしれませんよ。

コットンにまつわる疑問

本題に入る前に、
ちょっと頭に入れておいていただきたいのは、
使用方法として”コットン使用”を
推奨されている場合は、
その方がベターだとは思います。

ちゃんとした会社は、
製品をその方法で長期的に使用した際の
水分量や水分蒸散量などの有用性や
安全性をみているはず、
だからです。

ただ、
全ての会社がキッチリしているかは
疑問ですよね。

このような事情を
頭の片隅に置いた上で、
読んで頂けたらと思います。

それでは、

誰しもが持っているであろう

コットンにまつわる疑問を2つ

見ていきましょう。

どれくらいの人が使ってるの?

まず、どれくらいの方が化粧水を塗布する際に

コットンを使っているのでしょうか。

下図をご覧ください。

(https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2014/140225/より抜粋)

ここでは、女性のみにフォーカスしていきます。

ご覧の通り「手で直接つける」が84.2%と圧倒的。

「コットンを使う」は28.2%、約3割という結果に。

コットン使用者は少数派

と言えそうですね。

なんでコットンを使うの?

そもそも、コットンを使う理由ってなんでしょうか?

様々な理由はありますが、

よく言われるのが、

化粧水をムラなく均一に塗布するため

です。

いやいや、手でも余裕でしょ?

そう、思ったあなた!!

ホントウ二ソウデショウカ??笑

データを交えながら、

みていきましょう。

コットンの効果

(「近赤外分光画像でみる化粧品の保湿効果」より抜粋)

上記は、

(a)手で化粧水を使用した場合

(b)コットンで化粧水を顔全体 になじませた場合

2パターンの画像です。

灰色の部分が濃いほど、

水分量が上昇している、

つまり化粧水がきちんと塗布できている

ことを表しています。

コットンを使用した(b)の方が

手で化粧水を使用した(a)よりも

全体的に灰色が濃くなっていますね。

特に、おでこや鼻周りがわかりやすい

と思います。

この実験結果からは、

手よりもコットンを使用した方が

顔全体に化粧水を塗布できている

と言えそうですね。

長期的な効果はどうなの?

先ほどのデータを見て、

長期的にコットンを使うと、肌の水分量はどうなるの?

と、思った方はめちゃくちゃ鋭い!!

その通りで、

先ほどのデータはあくまでも塗布直後のもの。

そして、

化粧品は肌に対し穏やかに効果をもたらしてくれるもの、

です。

なので、1ヶ月程度は使い続けないと、

効果は出にくいのです。

製品によってマチマチですが。

前置きが長くなりましたが、

データをみていきましょう。

(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB008136/ より抜粋)

こちらは資生堂のデータになります。

化粧水を手でつけた場合、

コットン使用の場合、

それぞれ1カ月間継続してモニターしたところ、

コットンの方が、1.5倍近くも角層の水分量が高かった

とのことです。

n=13ではありますが、

コットンを使う意義がありそうな結果ですね。

もう1つ、データをみていきましょう。

このデータは

化粧水を手でつけた場合、

コットン使用の場合の

目尻・頬の水分量変化を表しています。

目尻については

5分後はコットンでパッティングした方が

水分量は高いものの、20 分後は有意差なし。

そして、これを2週間続けましたが、

頬の水分量、皮脂量に有意差はなかったそうです。

(データ未記載)

結果が出たり、出なかったり、よくわからないな、、、

その気持ちよくわかります!

ってことで、ここからは僕の考察になります。

ミライの考察と結論・提案

コットンによる肌への結果が出たり、

出なかったりした理由を

考察していきます。

その上で、

化粧水を手で使うのか

コットンで使うのか

僕の結論を提案してまいります。

考察

まずは考察から。

結果が出たり、出なかったりした理由を

要点を絞ってまとめてみました。

☑︎コットンと化粧水の相性

→どのような化粧水を使ったのかはわかりませんが、

本来届けたいはずの美容成分がコットン側に残ってしまった?など

☑︎化粧水以外のスキンケア用品の影響

→特に、2つ目の実験は化粧水以外を特定していないので、

その影響では?

☑︎コットン 使用への慣れ

→連用していれば慣れそうではあるが、

手技の影響も少なからずあるのでは?

こんな感じです。

これらを踏まえて、僕が出した結論は‥

結論・提案

【結論】

どちらでもOK

もしかして、ふざけてます??

いやいや、大真面目ですよ!!

怒らずにまずは下図をご覧ください。

試験開始前の肌の状態を基準とし、

2 週間後に左右それぞれどのように変化したかを評価しています。

コットンによるパッティング」で、

「なじませるだけ(only apply)」に比べて

「かさつき」「なめらかさ」「はり」

有意に良好な状態と評価されています。

思い出してみてください。

2週間後の

水分量に有意差は無かったのに、

ですよ?

さらに、データをお見せしましょう。

こちらは、コットンケアの際の肌実感を

5 段階による官能評価結果です。

コットンケアの方が

満足度が高いことがわかります。

以上のことから、

角層水分量と肌実感(満足度)は、

必ずしもイコールではない

という事がわかります。

なので、

これらのデータを見て

「このまま手で使えばいいや」

って方は、それでよし。

「コットンも良さそうだし、試してみようかな」

と思ったなら、試してみれば良いと思うのです。

あなたにとってなにが正解か

なんてわからないのですから

コットンに意味はある

コットンに意味は無い

使う必要無い

そんな議論こそ意味が無いのです!

さて、実は

これらに関して以前ツイートしたことが

あります。

覚えてくれてた方がいらしたら、

非常に嬉しいですね♪

これは余談ですが、

この実験のもったいないところは、

2週間という短期間で

試験を行なっている点です。

先述しましたが、

化粧品は1ヶ月程度使い続けないと、

効果は出てきません。

これだけ効果実感が得られているので、

せめて1ヶ月続けていたら、

水分量の結果も伴ったのかもな、

と個人的に思います。

まとめ

いかがでしたか?

コットン を使っても

使わなくても

どちらでもOKです

あなたが化粧水を塗る時に

心地いいな

楽しいな

と思える方で使えばOKです。

僕はツイッターでも常々、

心と肌の状態はクロストーク、

密接な関係にあるよ、

と言っています。

今回の件もそれと同じです。

ここ数年で大手を中心に
僕の考えを後押ししてくれるような研究が
おこなわれています。

例えば、花王の研究

スキンケアをしたときにポジティブな感情がより生じた人は、

そうではない人と比べて、

「うるおい」や「透明感」などの肌の質感が向上することがわかった

という研究結果も出ています。

(https://www.kao.com/content/dam/sites/kao/www-kao-com/jp/ja/corporate/news/2021/pdf/20210315-001-01.pdf)

やはり、
スキンケアは楽しんでなんぼ!
ですね。

この記事がみなさんの

美容のサポートになれば幸いです。

では、最後に一言

美容法はだれに決められるものでもない

自分で決めるもの

なんだよなぁ

ミラヲ

<参考文献>

・化粧用コットンによる パッティングのスキンケア効果

・近赤外分光画像でみる化粧品の保湿効果

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