ミライ
どうも、ミライです。
今回は日焼け止めの選び方に関する内容です。
日焼け止めなんて、「SPF50+ ・ PA++++」使っとけばイイんじゃいないの?
イケ女
ミライ
美容素人の模範解答、ありがとうございます。そんなイケ女さんにもわかりやすく、ポイントを絞って選び方のポイントをお伝えします。
こららの数値は何でしょう?
内容に入る前に、おさらいです。
こららの数値は何をあらわしているのでしょうか?
①0.5 mg/㎠
②0.3 mg/㎠
③1.2 mg/㎠
僕のツイートを見てくださっている方には
簡単な問題ですね^^
正解は、
各種日焼け止めの”顔”に対する実使用量。
対応する剤形は↓
①スプレー、(恐らく)クリーム
②乳液
③ジェル
↓「腕」に対しての使用量も
過去ツイートにあります↓
兼ね合いにより量を調整しているのでは💡とも考えられますね。
では、次に”腕”に対する使用量を見てみます。
①スプレー → 0.2 mg/㎠
②乳液 → 0.3 mg/㎠
③ジェル → 0.9 mg/㎠…全体的に減りました😅ということは、塗ったつもりになっている?のかもしれませんね。 続き↓
— ミライ@化粧品研究開発×転職 (@tenshoku7cosme) May 4, 2020
この差って何ですか?
この件について、
理系美容家 かおり (@RingRingKaoring)さんからのリプが↓
貴重な数値情報をありがとうござます!
ジェルの方が薄く伸びてしまうイメージでしたが、乳液の方が俄然少ないんですね。使用感が良いからしっかり量を使うのかな?スプレーも顔に噴射するのは気持ちよくないので腕の方が多いと思っていました!参考文献気になります。— 理系美容家 かおり (@RingRingKaoring) May 4, 2020
さすが、鋭い!!
僕も全くの同意見です。
つまり、
使用感の良い日焼け止めを使うと、
使用量が増えるのでは?
という考察。
いわば、これが結論でもあります。
製品によりけりですが、
ジェルは日本人が好きそうな使用感のものが
多い印象です。
コレ、ジェルじゃなくね??
って、製品も正直ありますけどね苦笑
ちなみに、実際のところ、
どの剤形が人気なのか??
最近、ナリス化粧品さんが調査されていましたね。
↓は顔に対する結果ですが、
どの部位・どの年代でも「クリームタイプ」製品の
使用率が最も多い結果となったそうです。
日やけ止めで最も使用されているのはクリームタイプ ナリス化粧品調査https://t.co/y8api4gCSI
使用している日やけ止めの種類は部位によって順位が異なるが、ほとんどの部位で最も使用されているのは「クリームタイプ」だった。顔に至っては45%の女性が、クリームタイプの日やけ止めを使用している。 pic.twitter.com/JcSV5TxTLY— 週刊粧業 (@syukansyogyo) July 7, 2020
データにはありませんが、
「多くの部位で、クリームタイプ、ジェルタイプが使用されている」
と、あったので、ジェルも人気のようですね。
使用量が増えると、なぜ良いのか?
詳細は割愛しますが、
日焼け止めのSPFを測定する際の塗布量は、
2 mg/㎠と規定されています。
(参考:https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/177)
つまり、製品に記載されているSPF値、
すなわち、紫外線防御能を最大限発揮するには、
1㎠あたり、
2 mg塗布する必要がある
ということです。
↓のように製品にも記載されていることも。
ただ、実際のところ、この量は多すぎるんですよ…
どれくらいなのかピンとこない方には、
↓月影丸@美容投資家⊿美容家応援団 (@twicagemaru_co)さんの
ツイートがわかりやすいですね。
👩🏻「月影丸さん、日焼け止め量多くないですか???」
👦🏻「えっ」
「だってお顔の面積が380㎠だとすると1㎠に2mg使用したい、すなわち一回の使用量は760mgだから、あ、たしかに少し多い?」
👩🏻(どん引き)
てなったんですけど❗️皆もこのくらい1回に使いますよね⁉️⁉️ pic.twitter.com/sZXK7WnIBW
— 月影丸@美容投資家⊿美容家応援団 (@twicagemaru_co) July 6, 2020
みなさんの反応からもおわかりの通り、
おそらく規定量を使用しているユーザーは
ほんの一握りかと思います。
なので、月影さんは流石の一言!
ちなみに、実使用量の最も多かった
「ジェル」で月影さんと同様の計算をしてみると、
1.2 × 380 = 456mg/㎠
理想の塗布量が上記ツイートにもある通り、
760mg/㎠ ですから、
全然足りてないですね…
いくら定められた測定法とはいえ、
実使用にそぐわない塗布量での数値に何の意味があるのか…
業界人としても悩まされる案件ですね…
使用シーンで使い分けよう!
/
使用感の良い日焼け止めを選びましょう
\
ってことはわかったけど、
どれくらいのSPF・PAの日焼け止めを使えばよいのか?
それは、”使用シーン”によりけりです。
よく見るかと思いますが、
↓がわかりやすいですね。
↑にこれまでの経験を加えてまとめると、
☑︎日常使い:
SPF20〜30程度・PA++〜+++
☑︎炎天下でのレジャーなど:
SPF50+・PA++++
上記2タイプの日焼け止めを
シーンによって使い分けるのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕からの提案をタイトルにあてはめると…
✅日焼け止めは使用感(フィーリング)と使用シーンで選んでみませんか??
となります。
日焼け止めを選ぶ際に考慮すべきポイントは他にもいろいろありますが、
今回はポイントを絞って、わかりやすく解説しました。
まずは、みなさんの「フィーリング」で選んでみましょう。
ヒトの感覚はホントにめちゃくちゃ優れてます!!
日焼け止めに限らず、
使用感を楽しみながら選んでいただけると、
イチ化粧品の作り手として嬉しい限りです♪
もっと踏み込んだ内容は、
ツイッターや今後のブログで発信予定です。
このような状況でなかなか外出する機会は少ないかもしれませんが、
もうすぐ梅雨明けの時期です。
出勤時やちょっとしたお買い物の際にも
日焼け止めは塗った方がベターですよ。
では、最後に一言だけ。
日焼け止めは
化粧品や医薬部外品の中で
“唯一命を守ることができるもの”
なんだよなぁ
ミラヲ
<参考文献>
各種サンスクリーン剤の実使用量調査:
丸目 愛 株式会社ビューティアンドヘルスリサーチ 2017日本香粧品学会